ダイビングを安全に楽しんだ頂くためにはいくつかのルールがあります。 |
●過去、現在の健康状態について
下記に該当する方は、事前に医師の許可を得てください。
<医師からの「スクーバダイビングしても問題ありません」と明記の診断書ご持参ください>
*処方せんによる投薬を受けている
*現在、ぜんそく等の呼吸器疾患がある
*アレルギーの激しい発作かある
*何らかの肺の病気にかかったことがある
*高血圧症、または血圧降下剤など血圧をコントロールする薬を服用している
*内分泌系の病気(糖尿病や血糖値が高い、甲状腺の病気)を指摘された事がある
*心疾患(循環器系の疾患も含む)にかかったことがある
*めまいなどが頻繁に起こる又耳の病気を指摘されたことがある
*不安障害(パニック発作)や行動障害(情緒不安定)精神病と指摘された事がある
*減圧症を発症したことがある
*現在通院中又治療中の病気、怪我がある
下記に該当する方は、ダイビングすることが出来ません。
*てんかん・卒倒体質、発作、けいれんを起こす、またはそれを抑えるための薬を服用している
*過去5年以内に喘息の発作があった方
*妊娠中の方、また妊娠の可能性がある方
お薬を服用されている方へ
高圧下(水中)では薬の作用拡大と副作用出現などが憂慮され、危険がより高くなると考えられております。
●当日の健康状態について
体に疲れが残っていたり、寝不足でダイビングをすると、耳が抜けにくくなったり、
不意に起こったトラブルに的確に対処できない場合もあります。(思った様に体が動かないなど)
また普段酔わない人でも船酔いなど、よく引き起こります。
特に二日酔いでのダイビングは減圧障害の危険性も増します。
前日のアルコール摂取は控えめにして、充分に睡眠を取るようにしましょう!
朝食は消化の良いものを適度に食べましょう。(朝食バイキングなど誘惑が多いですが、、、)
船酔いが心配で朝食を抜く方もいますが、空腹よりも適度に食べておいた方が酔いにくいです。
下記に該当する方は、健康な方であってもダイビングをお断りさせて頂く場合があります。
*風邪をひいていたり、鼻ずまり、熱や頭痛がある場合
*二日酔い等、アルコールの影響が残っている場合
*見た目明らかに体調が悪そうな場合
*ダイビング後、18時間以内に航空機に搭乗予定がある場合
*当日になり持病が発覚したり、医師の許可が必要な健康状態なのに診断書をお持ちで無い場合
早朝便にて着後ダイブを予定されている方へ
念願かなって楽しみにしていた石垣島旅行です、日程が短く、早朝便での着後ダイブされる方に多いのは、 前日までの疲れが残っていたり、寝不足でダイビングです。
特に、初心者や、久しぶりに潜る方や、中高年の方には、上記に極度の緊張状態がプラスされます。
移動日は、ゆっくりと休み(観光などに廻して)翌日朝からの参加してのんびり楽しむことを推奨します。
その他について
ダイビング前後は出来るだけ頻繁に水分を摂るようにし、
できるだけ血液をサラサラの状態に保ちましょう。
減圧障害のリスクが軽減できるだけでなく、お年が召されている方の場合は、
万が一の心筋梗塞や脳梗塞のリスクも軽減することができます。
ダイビングボート上では常に水分を用意してありますのでご自由にお飲みください。
当日は申込用紙に健康状態を記入していただきます。正直に申告してください。
その他、気になることは気軽にヒートハートクラブまでご相談ください。
年齢について
ダイビングをするのに年齢制限はありません。
しかし、年々心肺機能や運動能力が減退するのは自然なことです。
50歳以上で高血圧気味または肥満の方は事前に医師に相談されることをおすすめします。
高血圧気味の方はダイビング中の心筋梗塞や、脳梗塞のリスクが増加します。
当日、朝の血圧チェックはそれらの兆候を察知するのに役立ちます。
ダイビングボートに血圧計を常備しておりますので、心配な方はご利用下さい。
また、ヒートハートクラブでは生涯ダイビングを念頭に置き、より長く皆様にダイビングを楽しんで頂けるよう 60歳以上の方に関しましては定期的な健康診断を受けていただく事を推奨しています。
その際、「スクーバダイビングをしている」また「スクーバダイビングをしたい」旨を
お伝え頂き 医師の判断のもと、「スクーバ(圧縮空気呼吸装置)によるダイビング」の、
医学的な許可を確認して頂けます様お願いしております。
●ダイビング後の高所移動(飛行機搭乗)について
①ファンダイビング、体験ダイビングは減圧症対策のため航空機搭乗日の予約はお受けできません。
②航空機搭乗前日は、3ダイブは、避けましょう。
③航空機搭乗日前日に、午前中のみや、お昼を挟んだ2ダイブを行う場合、
深い水深や長時間のダイビングは避ける。
④長期のダイビングを行った場合、航空機搭乗日前日は、ダイビングを行わないことが望ましいです。
⑤しかしこれは、あくまでもガイドラインでありこれを守っていれば
減圧症にならないと言う保障は、全くありません。
体調や、体形など個人差、年齢もありますので、余裕あるダイビングを行いましょう!
ダイビング後の航空機搭乗
・暫定ガイドライン 客室与圧 2,000~8,000フィート(610~2,438m)相当の圧力の飛行機に搭乗する場合無限圧限界内のダイビング
・1回の無限圧ダイビング:搭乗前の最低待機時間は、12時間を勧めます。
・1日に複数回のダイビングまたは複数日に渡るダイビング:搭乗前の最低待機時間は、18時間を勧めます。
減圧停止を必要とするダイビング
・減圧潜水の推奨事項の基になるような実験的知見や公表された知見はほとんどありません。
搭乗前の待機時間は18時間よりかなり長くするのが賢明であると考えられます。